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内窓に断熱と防音の効果はある? | 大阪府堺市で住まいのリフォーム・耐震リフォーム|株式会社SAMです。

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内窓に断熱と防音の効果はある?

内窓を取り付けることで、断熱効果や防音効果が上がると一般的に言われていますが、実際の効果が気になる方も多いのではないでしょうか。今回は、内窓を設置されたお施主様の声と、測定値も合わせてご紹介します。

メーカーのカタログに記載されている内窓のメリットは下記の4つです。

1. 家の中が冬は暖かく、夏は涼しくなる
2. 結露が減る
3. 部屋の中が明るくなる
4. 防音性が高まる

そのような効果が本当にあるのか、実際のお宅で検証をしました。

昭和56年建築の家に内窓を付けた結果

実証実験の家は、昭和56年建築、建築されてから42年が経過しています。

・床の断熱材:なし
・壁の断熱材:グラスウールが入っている状態(おそらくT=50ぐらいの薄いもの)
・サッシ: アルミササッシ
・サッシのガラス: 3mm 又は 4mm1
・冬の空調設備: エアコン(設定温度27度)

こちらのお宅に、内窓(YKKap製プラマード、low-E 複層ガラス、アルゴンガス入り)を設置しました。設置場所は、1階 6畳寝室に2箇所、LDK13.5畳に3箇所、トイレに1箇所の、合計6箇所です。

内窓設置後サーモグラフィーで温度検証

LDKの腰窓のガラスをエアコンをつけた状態で測定。

内窓を開けた状態(以前の1枚ガラス部分)でガラス部分の温度を測定した結果:13度

内窓を締めた状態でガラス部分の温度を測定した結果:21度

内窓のメリットとデメリット

お施主様より、内窓のリフォームをして良かったことと、デメリットのご意見をいただきました。

内窓を設置して良かったこと

・エアコンの設定温度をそれまでの27度から24度に下げたが、寒さを感じなくなった

・エアコンの設定温度が低めのためか、部屋がそれほど乾燥しなくなった

・以前は足元と顔の部分の温度差が気になったが、今は冷えやのぼせがなくなった 

・ガラスやサッシ部分の結露が全くつかない

・外の音が聞こえにくくなった(静かになった)

内窓のデメリット

・キッチンの窓枠に物が置けなくなった

・窓の開け締めが少し面倒

・掃出し部分の出入りはほとんどしないが、床面に段差ができた

・掃除はまだしていないが、掃除箇所が増えたように感じる

内窓リフォームのまとめ

上記のように、断熱と防音効果に対する明白な結果が出ました。
1枚ガラスですとガラスの周りの空気が冷え、冷えた空気は足元へエアコンで温まった空気は上へ行くので足元が暖かく感じ頭がぼーっとする状態がなくなったので、体感が非常に温まった感じになるのだと思われます。
お客様は大変ご満足されているようでした。

私も実はこのような大きな結果を感じたのは初めてです。以前は、内窓のご依頼があると、安い1枚ガラスの物を設置しておりました。しかし、YKKapのメーカーの補助金セミナーで補助金が約半額あるためご負担額が一番少なくなり、断熱効率もいいガラスは今回の仕様の複層low – Eガラス アルゴンガス入りという特殊なガラスだったので今回こちらをお勧めいたしました

ガラスの等級(種類)は多数あり熱還流値(熱の伝わりにくさ)は数値化されており、断熱性能の表示もわかりやすくなっているので、選ぶ際の基準になるでしょう。

当然ながら使用するガラスによって効果は変わりますが、メーカーが言うところの『窓から暑さや寒さは大きく奪われる』ということが実証事件ではっきり実感できたのはよかったです。

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