光熱費のコストが減る!補助金がもらえる!ちょっと工夫したリフォーム4つのポイントとは
リフォーム時に省エネをあまり考慮しない、
もったいないリフォーム工事が多発しています。
住宅リフォームも自動車や家電と同様
省エネを考慮するだけで光熱費が下がり、
リフォーム費用が数年かけて戻ってきます。
建築されてから30~40年経過したお住いを、
省エネも何も考えずに古いものを新しく
綺麗するだけリフォームしたお住いと、
最大限に省エネを考えてリフォームしたお住い、
10年で100万円以上の光熱費の違いを出せることをご存知でしょうか?
毎月平均水道光熱費が1万円の差だと…
- 1年で 12万円
- 10年で 120万円
- 30年で 360万円
2023年、現在のように光熱費が上がってくると、
省エネを考慮しなければこのような事態に陥ってしまいます。
新築は省エネ建材の使用と工事の仕様がルール化されております。
リフォームはルールがないので自ら選定する必要があります。
したがって、業者の言われるがままに工事の仕様や設備機器を決めてしまうと、
リフォーム費用は安くとも、
水道光熱費は下がらないので長期的に見てどうなのでしょう?
省エネ建材を使用し、省エネ仕様の断熱性の高いお住いにリフォームすることにより、
エコ、二酸炭素の排出が減るので地球温暖化に貢献しています。
しかし、日本の住宅は欧米に比較して省エネ、断熱性が非常に低い。
日本政府はパリ協定で2013年に比べ46%の温室効果ガスの排出を
押さえる協定を国際的に行っています。
政府も必死で対策しなければ間に合わない。
したがって、リフォームでも省エネを考慮したリフォームには
補助金が出ることが多くなってきました。
省エネリフォームって何?
1.冷暖房の効率を良くして、電気代を下げる!
住宅は、外気の影響を受けて夏は熱くなり、冬は寒くなります。
冬期、窓が壁や天井よりも一番結露することでもわかるように
住宅に使われている素材で窓からの熱の損失が一番大きいです。
夏は外の暑さを入れない、エアコンで冷えた空気を逃がさない。
冬は外の寒さを入れない、室内の暖まった空気を逃がさない。
結露しているお住まいは要注意!
窓から光熱費が逃げていってます。
窓のリフォームも考えましょう。
窓のリフォーム方法は、
2重サッシ、窓交換、窓カバー工法リフォーム、
と3種類あります。
窓の種類は数種類あるので省エネ性能(断熱性能)を比較して選びましょう。
樹脂窓、樹脂アルミ複合、アルミ窓、
複層ガラス、LOW-Eガラス、アルゴンガス入りガラス・・・
窓から、夏は強い日差しを入れず、
冬は日差しを取り入れる。
開け閉めができる日よけを設置することも効果があります。
窓の次に考える冷暖房の効率を良くする方法は
お住いを大きなクーラーボックスのように断熱にする。
我が家は断熱材は入っているから大丈夫!
リフォームで入れてもらったから大丈夫!
と思われている方が多いようですが、
天井、壁、床の断熱材の性能、施工方法にもランクがあります。
例えば、せんべい布団、普通の綿の布団、一般的なダウンの布団、高性能ダウン布団・・・
ここは高性能のものを選びたいですね。
下記は、新築時の一般的な住宅の断熱性能の基準です。
これは、あくまで基準ですので実際は
1999年以降でも等級2などのお住まいは
たくさん存在しますので、リフォーム時には
調査と見積もり比較が必要です。
2.お湯の使用量を減らしてガス、電気代を下げる!
お住まいの給湯設備の光熱費の割合は約3割も占めます。
高効率型のガス給湯器、高効率エコキュートをまずは選定すること!
2023年現在、大阪府在住でプロパンガスの給湯器使用してるなら
断然エコキュートがお得です。
ユニットバスは現在は高断熱の浴槽が標準になりましたが、
安いユニットバスは高断熱にしていない場合があるので注意!
高断熱浴槽は冷めにくいので追い炊き回数が減ります。
新しい蛇口の8割以上は節湯型の蛇口になっておりますが
ここも確認が必要!
レバーを上げて吐水する形で言うと、少しでもお湯の方に傾いていると
実は給湯器が動いているのです。
それに対して節湯型は、給湯器が動く位置になると”カチッ”と音が鳴り
給湯器が動いている、動いていないの境界がはっきりしています
これを使うと、意識的に給湯器の使用回数を減らすことが出来ます。
蛇口でもう一つ、
お風呂の節水型シャワーヘッドを選ぶ、
手元でストップできるお風呂のシャワーで小まめに給湯器を止める
キッチンや洗面台のタッチレス水栓で
小まめにお湯を止める
蛇口だけの選択で、
お湯が不要な時は意識的に節湯
節湯シャワーで自動的に節湯
止める動作が楽になり節湯
が可能で、ご家族が多いほど節約効果絶大です。
3.消費電力量を考慮した住宅設備機器を選ぶ
新しい設備や家電は、古いものと比べて
消費電力が少なくなっています。
- エコキュート
通常の電気給湯器が直接電気で
お湯を沸かすのに対し、
エコキュートは外部からの空気や地中の熱を
利用し、消費電力を抑えることができ
効率的にお湯を供給します。 - ウォシュレット
多くのウォシュレットはセンサーによって
手を近づけると自動的に起動し、
手を引くと停止するなど、
省電力機能が充実しています。 - 高効率のエアコン
少ない電力で優れた冷暖房性能を持ちます。
短時間で効果的に冷暖房を行います。
スマホなどで遠隔操作ができ、
効率的な温度管理ができる。 - LED照明
従来の白熱電球から
LED照明に切り替えましょう。
LEDは消費電力が少なく、寿命が長いため、
電気代の節約に繋がります。
これらの設備を選択することで、
電気代を節約することができ、
省エネにつながります。
4.空調設備・エアコンも一緒に検討する
エアコンは年々性能がアップしています。
最新型は古いモデルに比べて電力消費が格段に低くなります。
これは電気代の大幅な削減につながります。
少し高価でも省エネな空調機を選びたいところ。
ただし、価格はまだ2~3倍します。
使用頻度の高いところは省エネタイプ、
低い所は普通のタイプにするなどの
考慮が必要です。
安く、きれいに、きっちり工事してくれる業者はたくさんありますが
リフォームでは、省エネの法的な縛りやルールがありません。
省エネをきっちり考量してくれる業者は少ない!
ご自身で勉強し、お客様の方で選択
するしかないのが現状です。
リフォームで光熱費を下げたいのなら・・・
- 補助金を使えるものは使う
- 断熱効果の高いサッシと低いサッシの価格と性能の比較
- 使用する断熱材の性能比較
- 高効率な給湯設備を比較
- お湯が節約できる蛇口、シャワー等を使用
- 節電効果の高い、設備機器を選ぶ
などを同時に考え、毎月の費用と
リフォーム費用を合わせて考えると、
初期投資はかかりますが、
その後のランニングコストを大幅に削減し、
環境への負荷も軽減します。
省エネリフォームは長期的に見て、
節約しながら快適に過ごせると思います。