施工事例
地震災害対策 屋根瓦改修工事
工事概要
- 6月18日の大阪北部地震で
屋根瓦がめくれてぐじゃぐじゃに
なったお住まいの工事です
弊社は震災の地域は営業エリア外
なのですが、
お得意様のお身内ということで
工事をすることにしました
他の業者さんもたくさん工事に
行っているようですが
弊社の考えは
アフターサービスがおろそかになる
大阪北部でこれ以上お客様を
増やす考えはないので
「業者がいなくて困っていて
どうして・・・」ということでしたので
今回は行くことにいたしました
今回は人数を入れて解体、下地を行い
後は1人でぼちぼち行う計画でしたが
翌日から天気が悪くなるという事で
他のお客様の着工をずらして
3人で1日で張り終えました
これが、大正解
このあとあの西日本のを襲撃した
豪雨がやってきたのです
もし、張り終えていなくて
防水シートだけの状態で
工事が止まっていたら
あんな量の雨がふると
雨漏れは必至でした
本当恵まれてました
Before
- 地震に弱い瓦から地震に強くて安い瓦にリフォーム
- 一番高いところが一番揺れるのと
和形の昔の瓦は釘で止まっておらず
しっくいという白いセメントと
導線で固定してあるだけなので
メンテナンスをしていなかったり
揺れが大きかったりすると
瓦はこのようになります
まわりを見渡すと、このようになっているのは
古くて重い和形の瓦が乗っている
お住まいだけでした
カラーベストや金属瓦
新しい平板の瓦のお住まいは
なっているお住まいは見かけません
でした
お住まいの耐震検査を行うときに
瓦は非常に重い、重い、軽いの
3段階で点数を付けます
今回の震災で”非常に重い瓦”ばかりが
このような状況になったのは
耐震検査が適切であることを
物語っております
重いものが上にあると
揺れ出すと建物が大きく揺れる
ということです
したがって、コスト面でもメリットがある
カラーベストを張ることにしました
ちなみに、紫外線の反射率が最も高い
カラーです
黒や濃い茶色、濃い緑色などが
カラーベストでは定番ですが
デザイン面では濃い色が締まって見える
のですが
あまり気にならない方は
この色にすると真夏の瓦の表面温度は
10ぐらい、室内の温度は2,3度は
変わるようです
Before
- 足場がないとできない作業を同時に行いました
- 増築部の2階の金属屋根は震災では
ダメージがなかったのですが
寿命を迎えており、
せっかく足場を組んでいるのだから
足場がないとできない作業なので
改修工事をすることとなりました
現状は私はあま好んでやらない
金属板の平板張りをしております
この工法は古くなると接合部から
雨漏れのリスクが非常に高いので
安くできるのですが
私はこの工法をほとんどとりません
金属屋根を張る場合は”たてひら葺き”
という継ぎ目に立ち上がりと帽子
がつく2重構造で雨漏れがガード
出来る葺き方を行いました
平張りのメリットは改修時に解体せずに
下地から瓦まで上張りできることです
今回も同様に上から下地材を張り
その上にたてひら葺きを行いました
Before
- 下地の補強
- 通常瓦を張り替える場合は
既存の野地板の不良部を修正して
その上に野地板をもう一枚増し張りする
工法を取ります
しかし、震災で垂木が折れている
可能性があることと
土が乗っている、古い建築物
だったので野地板も垂木もボロボロである
可能性がありました
したがって、通常は行わない
垂木の増し張りも行う計画で
勧めました
Before
- ルーフィング張り工事
- 野地板の上には
ルーフィングという防水シートを
張ります
ルーフィングはもしも瓦の下に
雨水が流れ込んでも水を通さないので
雨漏れしないシートです
だから、
既存の瓦の解体、
下地補修補強、
ルーフィングはり
までは、
通常人数を入れて
1日でやってしまいます
しかし、大きな屋根では
2日かかりになることもあります
そういう場合は
天気のよさそうな2日間を
選択し解体を行い
念のため大きなブルーシートも用意して
張り終えていない部分はかぶせて帰ります
担当者の声
担当者/湯本 理