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庭に駐車スペースを作りたい!どのような条件が必要? | 大阪府堺市で住まいのリフォーム・耐震リフォーム|株式会社SAMです。

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庭に駐車スペースを作りたい!どのような条件が必要?

車両1台分の土地があるなら駐車スペースは作れる?

車と戸建のイメージ

庭に車両1台分の土地があれば駐車スペースを作れそうです

しかし、庭の広さがあっても費用が掛かり過ぎて現実的でない場合もあり、造れない場合もあります

駐車スペースを作成するにあたって障害となる事柄

道路との高低差

高低差が大きすぎると費用が掛かり過ぎる場合が多いので、近隣の土地を買う方が安いというケースもあります

高低差が80cmを超えると、家の周りの土が流れ出ないようにするためのヨウヘキの設置が必要になる場合もあります

高低差が高ければ高いほど土の圧力が強くなり、建物の地盤が緩む可能性が出るため、ヨウヘキを設置します

ヨウヘキを切る必要がある

上記のように高低差がある土地の場合、鉄筋コンクリートのヨウヘキで、家の周りの土が流れ出ないように塀で囲っているような場合は、ヨウヘキを切る必要があります

ヨウヘキは連続して繋がって強度を確保しており、地盤の中にも埋まっているため、切断すると強度が落ちます

したがって、周りに残ったヨウヘキの補強、前述の駐車スペース周りのヨウヘキの設置が必要になるため、ヨウヘキで囲われて土地が高いお住まいは費用が掛かり過ぎます 

建物ギリギリまで土地を削る場合

また駐車スペースを確保するため建物ギリギリまで土地を削らなければならない場合、基礎が出てくる可能性があります

前面道路の傾斜角度が大きい

通常は水平に車を駐車するため、斜めの道路から水平のところまで、車が侵入するためのスロープの土地面積の確保、土留めのヨウヘキが必要な場合があるため、高額になることが多いです

目安は、近隣の古家付きの土地購入費と解体費用、舗装費用との差額を見ましょう

場所によっては購入の方が驚くほど安いケースもあります。その場合、固定資産税の確認も必要です

費用の目安は、どうしても自分の土地に駐車スペースを作りたい場合を除き、過去の事例から言って300万円を超えるとあきらめる人が多いです

地域協定 緑化

閑静な住宅街では、必ず植栽を植えなければならない地域の協定がある場所もあります

その場合、生垣や植栽を撤去することができないので駐車場を作れない場合もあります

前の道路が狭すぎる

駐車はハンドルを切りながら車を停めると思いますが、自分の土地に駐車スペースが確保できても、前の道路が狭すぎる場合は、車を入れることができない土地もあります

どれぐらいの広さが必要?

車のサイズギリギリでは駐車が難しいため、余裕が必要です

道路との位置関係と道路幅を確認しましょう

袋小路の一番奥の家、全面道路の幅で駐車の難易度が変わり、そのため必要なスペースも変わります

直角駐車(道路と直角に止める)、縦列駐車(道路と平行に止める)によっても変わります

通常の目安
  • 普通車(大きい車)2.5m×6m
  • 小型車 2.3×5m
  • 軽自動車 2.0×3.6m
駐車場を造る

費用の目安は?

まず、駐車場を作る作業の基本を説明します

駐車スペース約2.5×5mぐらいの大きさのところに、コンクリートを約10cmの厚さで打ちます

その為には、コンクリートを打つ容積分と地盤補強の分の土を重機で取り除き、周辺が直線になるように型枠を設置し、コンクリートを打つ前に網状の鉄筋を設置してミキサー車(生コン車)でコンクリートを流し込み、仕上げを綺麗するために何度も表面を抑えて、コンクリートが固まったら、型枠を撤去して完了です

基本約30万円ぐらいですが、様々な条件で費用が加算されます

下記の事柄が無い場合が安くできる条件です

費用が加算される条件

木がたくさん植えてある

植栽撤去費、木の根を引き抜く費用、生木を処分する費用が掛かります

敷石、庭石石、コンクリート、タイル、砂利、などがある

はつり作業、解体作業、処分費又は埋め戻し費用

フェンス、門柱、生垣などがある

解体はつり、植栽・根の撤去費、処分費

道路との高低差がある

道路から侵入できるように土を取り除く作業と処分する土の量が増えます

残す庭の部分に段差ができるので、土が流れ出ないように止めるため、コンクリートブロックなどで低い塀を作ります

土を掘ったら、配管、配線が出てくる
前面道路が狭い

前の道路が狭いと駐車するスペースの幅を広げなければ入れにくいので、普通より広くする必要があります

また、止むを得ず道路と平行に縦列駐車にする場合は、車両の長さの最低1.5倍ぐらいの長さが必要です

(例)5mの車→7.5m以上の駐車スペースが必要

前面道路、歩道、溝、縁石などの補修改修が必要

自分の土地以外の道路に段差があると、自分の土地の塀などを壊す際に一緒に壊れるので、補修が必要になる場合がある

水道管、排水管、ガス管、電気配線がある場合

コンクリートよりもさらに深いところに埋めるか、駐車スペース以外のところに移動する作業がある

水道メーターやガスメーターがある場合も移設が必要

門扉、ポスト、インターホンの移設が必要
駐車場屋根、駐車場門扉の設置費

業者選びでの注意するポイントは?

安く工事しようと思えば、土木工事ができる人に直接依頼すればいいのですが、住宅が隣接する限られた土地に駐車スペースを作るには、周りの影響を最大限に考慮する必要があります

  • 床下の換気が悪くならないようにする
  • 床下に湿気が溜まらないようにする
  • 雨天時の雨水が床下や隣の家の土地に流れないようにする 
  • 建物の地盤沈下が起こらないようにする
  • 配管移設の場合、問題が起こらないように配慮する
    (例:排水が詰まりにくいようにする、配管を移設、トラブル時に対処しやすい位置にマスを作るなど)

上記の事をふまえて、単に土木作業だけではなく、駐車スペースや、デザインだけでもなく、建物全体でバランスを考え、近隣の事、将来的な転売や生活スタイルが変わった場合のこと、利便性や機能性も考え、トラブルが起こってもメンテナンスが容易にできるように配慮が必要です

すべてを考えて工事を行える業者を選ぶと、安心安全な駐車スペースが出来ると思います

お問い合わせ・ご相談は株式会社SAMへ