リフォーム価格の考え方
1.現場をていねいに見ないで価格を出すなんて無責任なことはできません。
弊社は電話問い合わせでのリフォーム価格の提示や、他社の見積書を見て「このリフォームいくらでできますか?」という質問の回答を可能な限りしないようにしております。
なぜなら、リフォームの価格はお住まいや現場調査する人によって全く変わる場合があるからです。
リフォーム工事はお客様のご希望のリフォーム内容をはじめ、ご家族の構成、生活動線などをお伺いし、 きっちりお住まいの調査を行なった上で工事内容を決め、積算お見積りを行わなければ、長期的に見るとお客様が損をする可能性があるからです。
リフォームは自動車や電化製品と異なり工事が伴います。
それぞれ異なった状況のお住まいの状況やご家族のご意向などに合わせて、最も適したリフォームを行おうと思えば価格や商品が変わってくるのは必然です。
2.少しの違いでお客様が満足できるリフォームに変わります。
新築も工事を伴いますが、何もないところに設計図と仕様書通りに検査基準に合致するようにすすめると、工事内容はほとんど同じになり、価格も決まってきます。
しかし、リフォームは既存部分の改造になりますので現状の状況によって価格が変わるのです。
例えば床のリフォームで可能な限り安く見積もりを出したとします。
リフォーム直後は「フローリングがきれいになってよかったと!」いう感想も出るかと思います。
しかし、別の業者が現場調査をしてみれば、断熱材が入っていないお住まいでだったため、あと少しの工事の追加で冬の床の冷たさが緩和され、光熱費を抑えることができるリフォームになったりします。
これはほんの一例ですが、このようなわずかな時間の調査と担当者の気遣いでお客様にとってベストなリフォーム工事に変わることがたくさんありますので、キッチリした現場調査は非常に大切です。
3.5年後、10年後を考えてリフォームします。
リフォームは現状の調査とお客様のご予算やご意向を合わせて、5年後、10年後、またそれ以降のことも考慮してリフォーム工事の計画を決定します。
そのように計画して積算見積りをしなければ、その場はきれいになって満足だったかもしれませんが、長期的にみると、あなたにとって最高のリフォームではない可能性があります。
したがってリフォーム工事の見積りを依頼するときは
- 現場調査をきっちりしてもらって積算見積りをしてもらうこと
(特に、耐震強度、断熱、蟻害、腐朽、雨漏れ、材料の耐久性など) - あなたの意向を決めはっきり伝えること
(現在の問題点、リフォームする理由、希望内容材料など) - リフォームの打ち合わせは大変だからと言って“おまかせ”と相手を信用しすぎないこと
- わからないこと、情報が少なくて決められないことなどはあいまいにせず積極的に聞くこと
- 工事の内容、使用材料となぜその工事をするか説明してもらうこと
- 保証は何年付いているか確認すること
などを踏まえて比較検討するとお客様にとって最高のリフォームに一歩近付けます。