解体後発覚した柱の腐朽!悪い業者いい業者の対応の違い
解体後わかったのですが、
想定していなかった
柱が腐っていました
補修料金は見積もりには
含まれていません
あなたが依頼した業者さんなら
どう対応したと思いますか?
私の経験からですと
大阪の業者の半分以上は
適切な補修をせずにそのまま
玄関ドアを組むと思います
通常基礎に沿って
土台という約10cm角の角材を
横方向に設置して
その上に柱が立っている
ところが、玄関ドアの横の柱が
地面にそのまま立っていたため
雨水や湿気などで腐朽したと
思われます
施工上、この方が融通が利き
精密に基礎の寸法と位置を
出す必要がないからこのように
したのだと思います
もちろん今では絶対しない
工事です
建物の強度上、重要な柱では
なかったですが
玄関ドアは開けたり締めたり
する部分なので
そのまま放置すると
玄関ドアが数年後には
ぐらぐらになると思います
したがってこの柱に添木をして
その添木は土台に乗せて、
荷重は基礎の上に持って行きます
そして腐った部分は切除して
その下に既存の基礎と土間
コンクリートに鉄筋で結束して
コンクリートを打ちました
これでひとまずは安心です
私がこの業界に入ったころは
一般住宅のリフォームは
工程表などは職人間で使うものしかなく
大体の日数をお客様に
お伝えするだけでした
したがって、多少予定が狂っても
問題がなかった
職人さんも近所の大工さん
というような
良心的な大工が多く
きっちりしたい
きっちり直ししてあげたいと
言う職人気質の大工が多かった
ように思います
そして、リフォームで
追加の料金がかかるのは
”当たり前”という前提でしたので
解体後に発覚した不良も
普通に直していました
したがって
職人に任せていても
きっちり工事をしてくれる
職人さんが多かったように思います
しかし、現在のリフォーム業界は
建築業界独特の職人の世界の要素が
なくなり、他の業界と同様に
なってきています
今までは町の大工さんや工務店が
行っていたリフォームですが
家電量販店、大阪ガスさん、家具屋さん
ハウスメーカー、
それと昔はなかった新聞折り込み広告や
インターネット広告、
展示会などを行っている
リフォーム屋さん
などが参入してきました
そして、
新建材と言われる説明書付の
リフォーム用材料がたくさん出回り
昔は一人前になるには10年かかった
大工が3年もたたないうちに
独立してリフォームの仕事を
受けている人もいらっしゃいます
したがって
職人になりたいからではなく
サラリーマンより儲かるから
サラリーマンが嫌だから
という動機の職人が
増えたように思います
これらのことから
性善説、職人気質の仕組みで
成り立っていた
リフォームの業界の仕組みが
どんどん変わっています
現在は
見積りと工程表を造り
日程を打ち合わせして
極力日程通りに進める
したがって、余分な工事は
極力減らし予定どおりタンタンと進める
世の中が物騒になったので
玄関ドアなどは
撤去したらその日に設置して
鍵を閉められる状態で
終えるのが当然
したがって、
解体後見つかった不要箇所は
お客様に指摘されなければ
そのまま適当に壁の中にしまってしまう
のが圧倒的に多くなったと思います
したがって職人さんと不良個所を
どこまで補修するかは必ず打ち合わせが
必要になりました
だから、私はこのようなことも
いつ起こるかわからないので
できるだけ毎日現場に
出かけるようにしております
そして、壁を閉じる前にもチェックが必要です
これは、大工さんだけに原因があるのではなく
お付き合いしているリフォーム屋などの
営業マンが圧倒的に知識不足、経験不足な
方が担当になると
綺麗に、頑丈に、長持ちするようにというのが
一番ではなく、
予定通り、予算内に、クレームにならないように
というのが一番重要という教育をされているので
仕方がないのかもしれません
このような業界の状況ですので
業者をどうやって選ぶか
というのが
以前より難しくなったように
思います
だから弊社のような小さな
会社でも紹介から紹介でたくさんの
お客様に御支持いただけるのでしょう
どうやっていい業者
悪い業者を見分けるかは
100%見分けることは
私たちプロでも難しいです
2.3度付き合ってみなければ
わからないです
小さいリフォームや
修理を何度か依頼し見るもの
いいかもしれません
また、
リフォームの打ち合わせを
どれだけわかりやすく
どれだけ誠実に行ってくれるかも
ポイントになるかもしれません
大変でなければ
2.3社打ち合わせを
見極めることができるまで
行ってみると違いがよくわかります
きっちりしすぎていて
費用が高いのも困る
そこそこにきっちりしてもらって
費用は無理して安くもらっても
手を抜かれても困るので
安すぎず高すぎず普通の金額で
とにかく耐久性よりも表面はきれいに
とにかく安く
とお客様の好みやお住まいにあとどれぐらい
住まわれるかで多種多様です
あなたに合う業者は
一度付き合ってみる
話し合いを重ねるのが遠回りですが
一番確実だと思います