タカラの最上級ユニットバス ”プレデンシア” 大阪狭山市U様邸
浴室スペースでは、
最も広いユニットバスサイズの
浴室ですが、
今回、約半年間お待ちいただいて
展示処分品にワンサイズ小さいもので
タカラの最高級ユニットバス
”プレデンシア”が出ましたので
リフォームすることになりました
画像は工事前のお風呂です
解体に2日もかかる
しっかりした作りで大きなお風呂
一般的な住宅のお風呂のサイズは
1216(0.75坪)や1616(1坪)サイズです
しかし、今回のサイズは1624(1.25坪)で
大きなサイズのお風呂です
しかも、壁の上から下までタイルがあり
大きな窓台を造っている
そして、タイルをめくっても想像通り
頑丈で分厚いモルタル下地のボンド張り
反対に、普段より容易に作業にできる
要素もあります
窓が大きく低いため窓から
廃材を搬出できる
しかも、窓を取り換えるので傷を気にせず
搬出できました
この長い廊下をタイルやコンクリートガラを
運ばなくてすみました
洗面室の取り合いの壁を壊すのですが
ほこりが出るので
大工工事と同時進行で壊す計画です
リフォームもアスベスト含有の
場合は対策を講じた
工事が必要に
昨年の4月よりリフォームの際も
リフォーム部分で
アスベスト含有の材料が無いか
事前に調査して
含有物があれば、
それに応じた解体を行わなければ
なりません
今回は窓の交換があり
外壁塗料には微量ですが
アスベストが含有しております
モルタル(セメント+砂)の外壁は
通常はグラインダーという機械工具に
ダイヤモンドカッターという
コンクリート切断用の歯で
切断していきます
しかし、そのままでは粉塵が飛散
しますので、
塗装は先に剥離を行ってから
サッシを取り外す必要が
あります
まず剥離剤を塗布
次にヘラを使って手で塗装をはがします
間仕切り解体、窓交換
洗面室にほこりが出ないように
最後に残した間仕切り解体から
行っていきます
事前調査で床下にもぐった際、
敷居下に白アリ害の兆候がありました
その部分の補修はユニットバス設置後の
工程なのですが
事前に調査して置く必要があります
解体してみると
現在進行形で白アリがおりました
すぐに弊社の協力業者の白アリ駆除
業者に来てもらい殺虫してもらい、
お風呂を設置したら白アリ対策できない部分の
防蟻薬を塗布してもらいました
蟻害は重要な柱や土台の害はなく
問題ありませんでしたが
洗面の入口の柱は取り外し
ユニットバス設置後に新しいものを
設置する計画です
電気工事、給排水設備工事
電気配線、換気ダクトと水、湯、排水の
工事を行います
水、お湯、排水、追い炊きの配管は
オプションが無いので
通常の配管と変わらず行えました
しかし、浴室を展示品の特価のサイズに合わせ
少し小さくするので
洗面室を広げ、間仕切り壁の移動が
必要です
その際に2階の排水管が邪魔をしてきました
ので想定外の工事が入りました
また、この配管が変形しており
接続しても水漏れ・・・
再度作り直しが必要でした
電気工事は、ボタンでお湯とシャワーが出る
電気式なので水道の蛇口に電気がいります
また、200vの浴室換気暖房乾燥設備が
付きますので、分電盤からの専用回線が
必要です
しかし、分電盤に空きがありません
止むを得ず、分電盤の横に小ブレーカーボックスを
設置です
ユニットバス基礎工事
窓廻り左官補修
ユニットバス工事前の最後の準備作業
ユニットバスの基礎工事です
ユニットバスからユニットバスの場合は
この工程が無いのですが
タイルのお風呂からのリフォームは
ユニットバス設置面を平らにすることと
お湯の入った重い浴槽で沈下しないように
ユニットバスの基礎を打つ必要があります
既存の下地の状況により、基礎の下の
土を土壌改良して軟弱な地盤をなくしたり
既存基礎があるが、平滑でない場合は
通常より薄い基礎にしたりと状況により
判断します
窓廻りは下地がラスカットという
一回塗りで大丈夫な材料を張ったので
一回塗り
ジェットバスがついていてさらに
追い焚き配管なども壁から
出ていて大きな開口をステンレス板
で塞いでいたので
ついでにセメントで塞ぎました
ユニットバス設置工事
タカラのユニットバスはメーカーの
専属施工部隊です
工事前に床の仕上がり、
ユニットバスの設置の微妙な寄り位置
を再確認!
それと、絵だけで説明していたが
施工前に再度
給湯器リモコンの位置
手摺の位置などをお客さん立ち合いの元
再確認!
その他施工後の配管や配線の
接続場所の位置の説明を受けて
後はお任せになります
展示品の場合は往々にして
部品がなくなっていることがあります
タカラの施工部隊の方は
予備の部品をある程度は持っているので
安心です
施工後、ドアのビスカバーが
紛失していたので、とりあえず
違う色を付けておいて
後日つけてもらうことにしました
脱衣室側壁、ドア枠設置
ユニットバスが設置出来たら
洗面室との間の壁を造作し
ドアの枠を設置します
今回撤去した洗面脱衣室の壁は
高基礎のコンクリートブロックの
上に乗っていた壁なので
重要な壁ではないが、
耐震上の体力を計算していると
思われるので
工事によって耐力が落ちるのは
よろしくないので耐力計算できる
壁を設置しました
土台をボルトで緊結して、
柱を土台に金物で接合
梁も梁と梁の間に入れて
金物で接合
ボードの接合部にも横材を入れて補強
耐水ボードを入れて耐力壁の完成
法的にこれをしなければならない
ということはないが、
リフォームする家は
現行の建築基準法が改正になった
2000年以前の建物が多いので
耐力的にもともと今の家よりも
弱いお住まいが多い
それよりさらに弱くするのは
知っていると恐ろしいことなので
弊社はこのようなことも毎回
考えて行っている
単なるリフォーム屋や家電量販店で
行うリフォームはここまで考えて
やらないと思う
こういうことを考えて行えるのが
耐震補強リフォームをやっている
工務店の強みだと思います
壁紙の内装仕上げ、電気接続、水道接続
本日は内部の最終日、本日の夜から
入浴可能になります
まずは、内装仕上げです
壁紙と床のシートを仕上げます
浴室の入口は
段差がなくなり
バリアフリーになりました
工事前
工事後
出入り時の転倒のリスクが減りました
電気の接続は
浴室乾燥機
電動水栓スイッチ
照明、スイッチの接続です
配管は水、湯、追い炊き
給湯器の設置で完成です
窓廻り外壁塗装
本日が本当の最終日
工事的には外と中なので
同時進行でもっと早く塗ることが
出来たのですが、
可能な限りセメントの
水分を飛ばす時間を取って
塗る工程にしました
リフォームの場合
なかなかそんな期間も
開けられないのが実状ですが
本来、外壁を一から
モルタル(セメント+砂)を
塗る場合は2層から3層塗るのですが
夏場で約2週間の養生期間
冬場では約1か月の養生期間が必要
出来るだけ先にひび割れさします
それから仕上げ塗りをする方が、
のちのちひび割れが発生しにくい
今回はラスカットという
左官の下地部分をあらかじめ
塗った板を張り付けてその上に
仕上げの1回塗りをするだけなので
養生期間は短くてすみます
急ぎの時は夏場で翌々日には
塗りますが今回は
5日間の養生期間を設けることが
出来ましたのでこちらとしても安心して
仕上げ出来ます
まずは下地のシーラーを塗ります
廻りに塗っている外壁の凹凸パターンを
付けていきます
主材で中塗りをします
仕上げ塗りをして完了です
これですべての工事が完了しました