はなれのリノベーション 富田林市
はなれの改修工事です。
約15坪、8畳2間・縁側・トイレの空間を、
2DK+浴室・トイレ・洗面・キッチンと
リフォーム予定です。
耐震・高断熱改修も同時に行います。
工事期間は約2か月の予定です。
目次
解体作業
今回は屋根以外を全改装ということで、
まずはスケルトンまで解体していきます。
スケルトンとは、建物を解体し、
柱・梁・床など、建物の主要部となる
「躯体」だけにした状態のことです。
1日目
2日目
3日目
4日目
土壁だったので、たくさんの土が出てきました。
解体が続きます。
5日目
6日目
仮設電源を設置しました。
土壁が落ちるため、
お隣の土地をブルーシートで養生しました。
西面の壁を解体しました。
壁の養生のため、庇を撤去しました。
スケルトン状態まで解体が終了しました。
7日目
畳を処分しました。
かなり重たい石です。
たくさんの石を処分しました。
水道工事の仕込工事
現在この離れに無い排水管を、
母屋の排水管に接続する作業を行いました。
そして、各設備の排水管、
給水管の仕込作業を行いました。
仮柱設置
基礎補強工事
本日より、基礎補強工事を行います。
耐震補強設計に基づいて、
既存の基礎に沿え基礎をおこなったり、
新設基礎を行います。
1日目
まずは掘削作業です。
石がいっぱい出てきて難航しました。
砕石を入れて転圧を行いました。
基礎のフーチングの型枠設置作業です。
沿え基礎と既存基礎が一体化するように、
アンカーを設置します。
2日目
鉄筋を設置して、
富田林市の検査を受けました。
特に指摘されるところもなく良かったです。
3日目
コンクリート打設していきます。
4日目
フーチング部分のコンクリートを打設しました。
5日目
引き続き、立ち上りの
基礎コンクリート打設です。
型枠解体まで養生します。
型枠解体
型枠を撤去、基礎が完成しました!
次は大工工事が始まります。
大工工事
耐震補強 1日目
ようやく大工工事がスタートしました
まずは、耐震補強の工事で躯体(くたい)
骨組み土台、柱を入れて、
土台・柱・梁まで継ぎ目のない合板で
一体化して強固な耐力壁を造っていきます。
まず材料の搬入。
アンカーボルトを基礎に設置して、
土台を置き、基礎と土台を一体化させます。
柱を新設、土台、柱、梁の
一体化のための合板を設置しました。
この作業を数か所行います。
耐震補強 2日目
本日も耐力壁の設置工事です。
筋交いの設置、耐震金物の設置、
既存柱で曲がっている物ががあったので急遽取替しました。
耐震補強 3日目
耐震壁が全て設置完了。
耐震壁は、壁を解体して、
両側の柱の上下に適切な引き抜き力に
応じた耐震金物を設置します。
そして、梁、左右の柱、土台と
四方継ぎ目の無いように
3mの合板でつなぎ合わせます。
合板の釘は、規定の釘を使用し、
規定の間隔で打ちます。
この耐力壁をバランスよく、配置し、
箇所により強い弱いの引き抜きが
かかる所は、強度の強い金物を配置し、
釘間隔も強度に応じたものに設計するのが、
設計士のお仕事です。
明日は、富田林市の耐力壁の検査です。
ユニットバス、玄関土間、エコキュートの下地コンクリート工事
ユニットバスの基礎コンクリート製作中。
まずは土留めブロック
砕石を敷き詰め転圧。
コンクリートブロックの鉄筋は
800mmピッチで入れます。
砕石を敷き詰め、
断熱材のスタイロフォームを
接着しました。
ユニットバスの下地が完成しました。
同様に、玄関土間の下地の作成です。
玄関土間の下地コンクリートの完成です。
エコキュートの下地も完成です。
外壁廻りの間柱設置調整、外壁構造用合板貼り作業
柱と柱の間隔が955mmで本間です。
通常は910mmの関東間サイズが主流。
したがって、汎用の合板は910mm幅ですが、
今回は1m幅の物を取り寄せて、
さらに、不要な45mmをカットして
設置する必要があります。
このような場合、通常の関東間より
材料費も施工費も高くなります。
作業は、間柱設置、窓開口造作、
合板張りという流れになります。
大引きの設置
床を支えている約10cmの角材を
大引きと言います。
今回の建物は始めは木の束(床下の柱)で
支えられておりました。
新しくする場合は、コンクリートの束石の上に
金属製の束(床下の柱)を設置します。
100年の耐久性があると言われている
鋼製束です。
大引き(木の床下梁)はKD材という、
短期間で強制的に乾燥させた材木です。
それでも木には水分が残っており、
長年かけて乾燥すると痩せてくる(細くなる)ので
床がギシギシなりだします。
鋼製束はそんな場合は調整することが
可能なので非常に便利です。
屋根のしっくい補修工事
瓦と瓦のあいだの適切な箇所に
白いセメント系材料の”しっくい”を入れて
瓦の下に雨水が入らないようにすることと
瓦がずれにくいようにします。
しっくいも、年数と共に割れたり
剥がれたりしてきます。
しっくいのメンテナンスをきっちり
行っておくと、和形の瓦は何十年も
長持ちすると言われております。
今回は、しっくいの取替を
行うことになりました。
耐震補強の大工工事が終わったので、
大工工事と同時進行で行います。
これが施工前です。
施工すると・・・
軒先の方まで塗り替える場合は、
足場がなければ危険です。
白アリ対策
屋根と同時進行でわかりにくいですが、
この状態のときに床下の主要な材木と地面に
白アリ対策工事を行います。
引き続き大工工事
サッシの取り付けを行いました。
こちらは洗面所の小窓。
寝室の腰窓の枠を設置しました。
床の断熱材を設置し、床板を貼っていきます。
高断熱のため、隙間なく設置していきます。
窓、玄関ドアを設置しました。
床断熱材のスタイロフォームの設置が
完了しました。
24mmの下地合板を貼りました.。
外部廻り
土台水切りの設置
下地合板の次に土台水切りを
外壁材と基礎との境目に取り付けて
外壁材の水滴垂れさがりによる腐食、
水が外部に入った時に外部へ
排出等の役目を果たします。
白いシートの一番下のこげ茶の
ラインの物が土台水切りです。
透湿防水シート、シャッターの取付
外壁下地材に透湿防水シートを貼ります。
これは、外壁内に水がもし入った場合に
それより中に水が入らないように
するための2重の防御です。
どういう仕組みなのか、
内側から湿気を逃がす事はできるが、
外部からの水や湿気は入らない
不思議なシートです。
シートを貼って、サッシの
シャッターボックスを設置します。
シャッターボックスが付くと、
だんだん建物らしくなってきました。
外壁材の下地
外壁材の下地を約30cm間隔で入れていきます。
足場の上での作業なので、ちょっと大変。
電気配線工事
内部では外壁側の電気配線工事、
換気排気口、エアコンの配管のための
スリーブ(筒)をあらかじめを入れていきます。
通常の電気工事は、下地を全て
完成させて一気に仕込を行いますが、
高断熱住宅の場合は、このように外壁側を
先に仕込んで、断熱材を天井裏の梁まで入れて
そのあとに天井地を行うと、
断熱材が途切れないし、落ちてこないように
押さえることもできるので、
手間は掛かりますが、2回に分けて
電気の仕込を行います。
引き続き外壁材の下地
外壁の下地材と、仕上げ材のコーナー部材を
設置中です。
外壁の壁の中に湿気が溜まらないように、
1.8mごとに隙間を造り、湿気を含んだ空気が
排出されるようにします。
外壁材
外壁の下地が終わり、外壁材の
羽目板(はめいた)を貼っております。
断面は長方形ではなく、片実(かたさね)
という断面形状で、隣同士噛みあうようになっており、
風雨等の侵入を防ぐ構造になっております。
あらかじめ墨出し(すみだし)で
貼っていく場所の割り振りを決めてから
貼っていかないと端っこが細長い部材になるので、
きっちり張る計画を書いてから貼っていきます。
使う釘は金メッキの真鍮(しんちゅう)釘を使い
手打ちしていきますので時間はそこそこ掛かります。
柱の埋め木
内部では、古い柱で切り欠きがある部分が
地震時に弱点になるので、木で埋めていきます
柱埋め木が完了しました
外壁断熱材の設置
外壁側の断熱材と石膏ボードのジョイント部に
下地を入れています
天井裏で耐震補強工事
いわゆる”縁側”の構造になっている場合、
縁側外の柱と内側の柱が屋根だけ繋がっていて、
骨組みが繋がっていない場合
建物の弱点になります
それで梁を入れたり、合板で接続したり、
地震時に踏ん張る力を全体に伝わるように
接続して、強固な建物にしていきます
天井の下地
天井の吊り木、下地材を設置していきます
梁から梁に天井下地材を設置するための
太い下地材を入れて、補強で天井から
さらに吊り木をします
旧家によくある”しころ屋根”形状なので
裏空間が非常に広くなっているので
吊り木も長くなります
天井の石膏ボード
天井の石膏ボードを張ると
だんだん部屋らしくなってまいりました
石膏ボード貼り
天井のボードは張り終わり
壁の石膏ボードを貼っております
八割完成しましたので明日で
外壁側の石膏ボードは張り終わりです
間仕切り壁の造作
外壁以外の間仕切り壁を造作中です
設計図面、設備図面を見ながら位置を正確に
墨出しを行い、間柱を建てていきます
通常柱は105mmが多いのですが、
元々120mmと太い柱が入っているので、
それに合わせて太い壁になります
再び壁の石膏ボード張り
トイレ・洗面室・クローゼットの
間仕切り下地を造った後は、
石膏ボードを貼っていきます
壁紙下地の完成
明日からは壁紙のパテ入れが始まります
壁紙の下地パテ入れ作業
石膏ボードの継ぎ目の凹凸を
隠すためにパテを入れます
角は割れてこないように
コーナー補強部材を入れてから
パテを入れます
パテが乾いたら天井から
壁紙を張っていきます
トイレ・洗面所の一部まで終わりました
壁紙張り終わりました
壁紙張りが終わり
部屋の仕上がりが見えてまいりました
押入れの中は弊社では壁紙を貼らないことを提案しております
そのかわりベニヤ板を綺麗に貼ります
なぜなら、壁紙は湿気を吸わないので
クローゼットに湿気が溜まりやすいのです
ベニヤは呼吸するので湿気が多ければ吸い、
少なければ放出します
見た目はクロスの方がいいですが、
収納部分には現在主流の壁紙はビニール製で
呼吸しないので湿気が溜まりやすく不向きなのです
天井裏の通気の改善
高断熱化により天井裏の通気が不十分とわかり
天井裏の通気工事を追加で行いました
養生をして
ヤギリの穴あけと補強をおこないます
ヤギリを取り付けました
お住いにマッチしたデザインで
通気させることが出来ました
システムキッチンの設置工事
本日は、メーカータカラさんよる
システムキッチンの設置工事です
問題なく設置できました
外壁に接触していた塀の復旧
まずは瓦を乗せます。
隙間の部分を埋めて復旧します。
瓦を外壁が出てきた分カットし、取付完了
続いて、壁の下地を補修、
セメント系材料で凹凸を埋め、
全体に下地セメントを塗りました。
完全に乾いてから後日仕上げを塗ります
設備機器の設置
本日は、設備機器を設置、
水道管を接続、という水道工事です
便器及び収納部材を取付しました
洗面化粧台を取付しました
その他、エコキュート、
洗濯防水パンも取付完了です
トイレの収納棚2か所、
洗面台の鏡も大工さんがあらかじめ
下地工事を行っていたので、
問題なく取付完了です
洗面台の配管も接続完了
漏れの点検も完了です
続いて、タカラスタンダードメーカー施工の
キッチンとお風呂の接続です
無事に完了しました
電気工事仕上げ
本日は電気工事の仕上げです
設備機器の配線をつないでいきます
換気扇、IH 、電動昇降棚、照明などです
照明スイッチ、コンセントプレート、
ダウンライト等も取り付けました
分電盤がやはり時間がかかりました
内装作業
本日は、収納内仕上げと、
棚設置、扉のつり込みです
掲載忘れておりましたが、
ニッチ棚も綺麗に仕上がっております
塀の作業
先日行った下地が完全に乾いたので
仕上げ材を塗りました
塀はベルアート仕上げです
外構工事の本格スタート
お庭まわりの工事と一緒に行う、玄関土間のタイル貼り工事が
終わってから内部の最終仕上げを行うため、内部は一時休止で
お庭まわりの工事のスタートです
1.下水管を通した地面の補修、コンクリート工事
まずは、アプローチ部分を割って排水管給水管を通したので
復旧し、お客様の通路を確保しました
鉄平石という平らに加工された石で、
パズルのように組み合わせていきますが、
合わないところはカットして合わせていきます
コンクリートを打つ部分は下地の調整中です
次に配管ルート部分にコンクリートを打つために
下地の補強整地を行いました
2.離れのポーチ、スロープの下地工事
玄関ポーチの下地を造っていきます
スロープの型枠を造って下地を整えます
下地を整えました
1の下水道を通した部分の補修で
コンクリート下地の砕石を入れました
これでコンクリートを打つ下地が完了です
3.玄関ポーチ、玄関土間のタイル工事
本日は、玄関ポーチと、玄関土間のタイル工事です
天候が悪かったのですが、
雨天の合間を縫って終わらせることが出来ました
翌日の作業
本日も天候が悪いのですが、
大人数で仕上げ工事を行っております
セメントを流し込み、押さえてから養生します
スロープと門前のセメント塗り完了です
うまく勾配が取れて綺麗な曲線です
土間の方も水溜まりが出来ないように
うまく勾配(傾斜)がとれております
これで外構工事は終わりました
後は内部の最終仕上げです
内部の大工工事
収納内の稼動棚を設置しました
お客様のご希望で
棚の高さを替えられるようにしています
幅がそこそこ広いので
厚めの棚板を使用しました
各室に1箇所づつ収納棚付き棚を設置しました
ハンガーパイプの設置
クローゼットの奥行は60cmあればいいのですが、
柱等の骨組み間隔が昔の
お住まいのつくりなので80cm以上あり
無駄なスペースができる
デットスペースを利用して、
通常のハンガーパイプの奥に
普段使わないような物を吊るせるように
奥の壁にフックを取り付けました
玄関収納
玄関収納はオーダーして
壁と壁の間にきっちり収まるように設置
美しく仕上がりました!
アコーディオンドアの設置
本日は内部工事の最終日
間仕切りのためのアコーディオンドアを設置しました
陳腐なアコーディオンドアではなく、
重厚感あるアコーディオンドアですので
天井補強を追加でも行う必要がありました
取付も3人必要な場面もありました
ワンルームを2分割、3分割にすることができます
庇(ひさし)の工事
計画には無かったのですが、
既存の軒だけでは物足らないということで
玄関ポーチに屋根を造作することになりました
まずは、基礎石設置場所を掘削して、
砕石とコンクリートブロックと
コンクリートで下地を作ります
それから、黒御影石の基礎石を乗せて
柱を設置しました
次に柱の上に梁(はり)を乗せて、
その上に屋根下地になる垂木(たるき)を
約30cm間隔で乗せていきます
その上に、外壁と同じ杉板の
化粧材の羽目板を設置し、さらに下地合板
その上にルーフィング(防水シート)を
乗せて玄関庇の骨組みが完成しました
明日は、屋根職人が寸法を取り、
工場で金属屋根加工をして
金属屋根たてひら葺きを行う予定です
外部の掃除
タイル目地を綺麗にしています
空配管 防虫のためにコーキング
外部の水洗いをしていきます
追加工事の最終日
玄関屋根に瓦を乗せる工事です
瓦の種類は金属瓦の
”たてひら”噴きです
屋根の下地が出来たタイミングで
実際の寸法を取ります
材料はあらかじめ注文していたのですが、
加工する部分が発生するので
工場で、ある程度の金属板の曲げ加工を行います
後は、規制品と加工品を使って現場で
切断加工しながら噴いていきます
既存との庇の間の施工は狭いので難しかったですが、
水切りも2重に行いさらに、コーキングを行い
雨漏れしないようにしました
これで離れのリノベーション全て完成です!