見積りの仕方はいい業者の見分け方の目安になります
雨漏れや瓦がめくれてきたのをきっかけに
瓦を葺き替える工事をすることが多い
先日も、瓦のめくれからお客様にご依頼を受けて
瓦の葺き替えの見積もりをすることになった
寸法を取って
瓦の種類を決め
見積もりをして
ご契約をして
色を決め
工事に入る
というのが大まかな流れになります
しかし、これでは後々トラブルが起こり
あなたは余分な出費を余儀なくされることがあります
瓦を取り替える時には大体
建築されてから30年以上が経過しているのがほとんどですので
瓦の周辺も同様に老朽化が進んでいると思われます
したがって、瓦の下地工事、雨樋(とい)の交換、外壁塗装を同時によく行います
しかし、軒の周りの補修工事を行わないことがあります
また、塗装工事をするのに外壁の補修工事も行わないこともあります
問題なければいいのですが
繰り返しますが、建築されてから30年以上です
点検をきっちり行うと意外と老朽化が進んでいるところもあるものです
画像は、その一例で軒まわりの外壁が浮いていたのでハンマーでたたくと
すぐにボロボロと崩れてきた状態です
このまま、塗装して雨樋を取り付けてしまうと
数年後に壁がめくれてくる可能性が大です
そうなれば、また足場をかけて
雨樋を一度外して、大工、左官職人、塗装職人などが
補修をして、屋根職人が樋をつけなおすことになります
担当者が経験不足のため
職人さんが寸法をとり、見積りをすると
このようになりがちです
職人さんは屋根専門や塗装専門の職人さんです
それ以外のことは関知しません
そして、この周辺の補修は儲けは少ない割には
工事期間と手間ばかり増える工事と言えます
さらに、工事が増えるので金額と工事期間が増えるという
あなたにとってデメリットが増えるので
契約をしてもらえない可能性も高くなります
したがって、お住まいのことすべてわかる人が
周辺の状況や外壁の状況も同時に点検して
積算見積りをしている業者はあなたのことを考え、
あなたのお住まいを効率よく経済的にメンテナンスを
心がけている業者と言えます
今回、周辺の工事を行わないにしても
点検を行って計画的にメンテナンスを進める方が
このような無駄な出費をする可能性がグンと減ります
屋根工事だけではなく
外壁塗装や浴室、キッチンなどの水回り、内装工事だけの
場合も同様ですので目安にしてください
追伸
当てはまるからと言って完璧な業者とは限りませんので
判断基準の一つとしてください